クルマが好きだ。僕はひとり時間が好きだから、ひとりでクルマに乗っている時間がとても好き。なんか落ち着くし、色んなことを考えることができる、パーソナルで大切な空間。
僕にとってクルマは単なる移動の手段ではない。ココロを落ち着かせることができる大切な場所。単なる機械であっても、僕にとってはただの機械ではない。ココロ通わせる大切な相手。
たとえ一方通行であっても、僕から見てクルマはそんな存在だから、僕にとってクルマは生き物と同じ、親友といってもいい。57歳にもなって何言ちゃってんのと思われるかもしれないが、ホッといて欲しい、確かに人間の友達は少ない。
そんな僕だから、ドライブしてクルマが汚れたりするとすごく気になる、洗車しないでホッとくと何か悪いことしているような気がしてしまう、罪悪感。逆に洗車するとすごくいいことしたような気がして嬉しくなる。我ながら単純。
ピカピカになったクルマを見て僕のココロも晴れ渡る。なんかいいことしたな、きっとクルマも喜んでるだろうな。
洗車したてのクルマと近所をひとまわり、これが最高の時間。車内から見えるボンネットがピカピカに光ってる。コンビニでクルマから降りてピカピカの相棒を見てほくそ笑む。クルマに戻り、ドアハンドルに触ると滑っとした感触が手に伝わり、これまたほくそ笑む。
どう考えてもはたから見ると気持ち悪いオッサンでしかないが、ホッといてほしい(二回目)、自分が楽しいことが大事なのだ。喜怒哀楽を自然に表現できることは素晴らしいこと、見た目や世間体を気にして感情を押し殺すなんてもったいない。
ココロの想いに身を任せて、笑ったり、泣いたり、そんな生活を送れてる人は幸せだ。愛想笑いをしたり、辛いことを誤魔化したり、怒りの気持ちを抑えたり、大人だからそんなことも必要だけど、ひとりの時くらい自分の気持ちに素直でいたい。
簡単なようでなかなか難しい、それが世の中、社会の中で生きていくということ、だからこそひとりの時間を大切にする。それをいざなってくれるのがクルマという存在。幸せで贅沢な時間を一緒に過ごしてくれる。だから相棒なんだ。
BMW M440i、今の僕のパートナー、このクルマが僕のことをどう思っているかわからないけど、僕はぞっこんラブな状態だ。一緒にいて楽しいし、気持ちがいい。
そういうのって、普通は奥さんや恋人に対して言うんじゃないのと突っ込まないで欲しい、人それぞれ、何より自分が楽しいことが大事なんだからホッといて欲しい(三回目)。
さてこの週末は何処に行こうかな、ひとりでありながら、ひとりじゃない。そんな特別な存在のBMW M440iと色んな所に行きたい。ホント楽しくて仕方がない。