人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

高速道路で見る景色



最近、東名高速がいつも渋滞している。思い返せばコロナの頃はよかった(不謹慎)、どこに出かけても空いていた。しかもクルマの移動だから100%安全、不要不急の外出を控えろと言われていたけど、ちゃんと自分の頭で考えることが大事と学んだ(これって結構大事なこと)。

 

でも最近は渋滞も苦でなくなった。なんでかというとBMW M440iの自動運転機能の恩恵だ。M440iにはレベル2の自動運転機能がついていて、時速60キロ以下であれば手放し運転も可能という優れモノ。

 

最初の頃はどこまで信用していいのかわからず、常にスタンバイしていたが。今は手慣れたもの。あー渋滞が来たねと思ったら、一番右の車線に移動する(合流が少ないから)。そして自動運転発動!簡単、簡単。

 

これが超快適、安心して走りを委ねられる。何かあれば音声で注意喚起してくれる、そもそもストップ&ゴーのノロノロ運転時だから基本安心。思わずスマホを見てしまったりもする。

 

この機能を使うようになってから、高速道路でありながら、まわりの景色に目が向くようになった。一番気づくのは道路わきにゴミが散乱していること。ペットボトルとか明らかに投げ捨てたものが多い。まったくどんな輩がこんなことするんだろう。

 

まわりの景色で気づくことも多い。ここにはこんな建物があったのかとか、こんなお店があったのかなんて発見する。これまで目線だけ動かしてまわりを見ていたけど、自動運転であれば首を動かしてまわりの景色を見ることができる。だからとても新鮮。

 

しかしエライ時代になったものだよね。高速道路であれば既に完全自動運転は可能だと思う。

 

先日、御前崎に一人ドライブに行った帰り、単調な高速道路にちょっと疲れていた。そんな時に渋滞がやって来た。普通であれば、さらに疲れが増すところだが、この時ばかりは嬉しかった。なぜかというと自動運転で休憩できるから。しかも休憩しながらクルマは先に進むというすごい状態。

 

いつからクルマってこんなスゴイことになったのだろう。10年ひと昔というけど、iPhoneなんかと比べても進歩の度合いは大きいと思う。

 

自動運転というとEVのイメージがあるけど、ガソリン車でもここまでできる。だから別にEVじゃなくてもいいんじゃねと思ったりするけど、さらに自動運転を高度化するには大容量のバッテリーが必要になるらしい。

 

エコの観点で化石燃料かEV化という話ではないんだよね。EVだって電気を生み出すために火力発電所で化石燃料使っているからトータル的にエコかどうか怪しいと思っていたけど、どうやら論点はそこだけではなく、自動運転か否からしい。

 

だから自動車メーカーってEVを推し進めているのだね、あらためて認識した次第。

 

それにしても完全自動運転が実現して何を得るか。僕はドライブすること自体が目的だから、基本、自分で運転したい派だ。その上で時と場合に応じて(渋滞のような時に)自動運転が使えればいい。

 

でも、今回、高速道路で気がついたみたいに知らなった景色に出会えるというのは大きい要素。単なる移動手段としての自動運転ではなく、僕らのココロに気づきを与えてくれるような活用の仕方が良いと思う。これってAIでもなんでもそうだけど、これからの技術活用に必要なこと。やっぱ自分が主役でいたいものねー。

渋滞キター、自動運転発動!(楽しい)