人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

道が開けたらアクセルを踏み込む



BMW M440iに乗ってから、アクセルを踏み込むことが多くなった。というか、踏み込みたい、そう思うようになった。

 

踏み込んだ時のあの加速感、そしてエンジン音、これがたまらないからだ。

 

これまでも暇さえあればドライブに出かけてきた。元々スピードを出すほうではないし、ゆったりまったり、自分のペースでドライブするのが好きだ。

 

アクセルを踏み込むことと、スピードを出すことは違う。僕にとっては、これまで後者のための手段がアクセルを踏むことだと思っていた。それが違うことをBMW M440iは教えてくれた。

 

ドライブに出かけ、少し登りの道が開けた場所に出る。ちょっとアクセルを踏み込んでみる。くおーーーーーんとエンジンが何とも言えない音色を奏でて、強烈な加速感が僕をシートに押しつける。

 

うひー、いいじゃないか、いいじゃないか、楽しいぜー。もちろんスピードが出すぎないように注意を払うし、まわりのクルマにも気を使う。そんな中でも少しアクセルを踏み込むだけで、世界が変わる(おおげさ)

 

峠道を速く走りたいとか、サーキットでクルマの性能を最大限に引き出したいとか、そういう気持ちはあまりない。F1を見ていて面白いとは思うが、自分がそれをやりたいとは思わない。僕はただ気持ちよくなりたいだけ(変な表現)。

 

これまでアクセルを踏むときは、主に高速道路でスピードを出す時だけだった。それがスピードを出すため以外にアクセルを踏み込む楽しさがあることを知ってしまった。

 

何ごとも経験、当たり前だけどホントそう思う。これはクルマに限ったことではない。些細なことでもいいから、今までの自分の常識を変えてみるのがいい。思いもよらなったことに出会える可能性がある。

 

いつのまにか自分の常識ができてしまって、その範囲に収まる生き方を選択してしまっていないだろうか。時にはそんな自分の殻を敢えて破ってみる、新しいことに飛び込んでみる。そんな姿勢が必要だ。

 

特に自分の常識や生き方に凝り固まってしまったオッサンには必要なこと。そうしないと新しい自分にも出会えない。

 

今のまま朽ちていくだけでいいのかい?

 

時には自分で自分に尋ねてみる。オッサンだからできないことなんて何もない。やるかやらないかは自分次第。そのきっかけを作るのも自分だ。

 

道が開けたらアクセルを踏み込む、オッサンだからこそそんな生き方が必要だ。開けた道を見つけることができるのもオッサンの特権だ。これまでの人生経験がそれを可能にする。

 

くおーーーーーんと自分のココロのエンジンを高鳴らせる。60年近く生きてきてるんだもの、素晴らしいエンジンを持っているはず、時には回して行こうぜ、オッサンたちよ(私のことです)。

僕らは同じようで違う(はず)