人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

御前崎でウィンドサーフィン(を見る)



久しぶりに御前崎まで一人ドライブをしてきた。

なぜ御前崎なのか?単に海岸沿いを走るのが好きだからなんだけど、若い頃に毎年行っていた場所なので久しぶりに行って見ようと思った。この場所はサーフィンのメッカなんですね。


毎年、夏にウインドサーフィンの大会が開かれる。自分自身、サーフィンをするわけでもできるわけでもないのだが、なぜか見るのは好き。ボーっとしながら波に乗るサーファーたちを眺めているのは面白い。

それに若い頃は、何か知らんけどこのようなイベントに意味もなく出かけていた。友人と連れ立って、海辺でサーフィン(を見る)、そんな自分がオシャレみたいな意識もあった。単に暇を持て余していただけなのにね。

久しぶりに訪れた御前崎は、変わらず美しい場所だった。シンボルの灯台が風景にマッチしていて素晴らしい。そうそう、近くには浜岡原子力発電所が見えるんだよね。この美しい海岸線と原子力発電所のある光景がなんかシュールな感じ、これもその頃から変わらぬ風景だ。

あらためて海岸線をドライブする、ホント気持ちがいい。訪れたのは2月、風は冷たいけど、陽も差していたからそれほど寒くない。サンルーフを開けて、気持ちのいい空気を肌で感じながら、ときおりアクセルを踏み込んでみる。ブオオーーと奏でる六気筒エンジンの音が、波の音とシンクロして僕のココロも大きく高鳴る。

あー、こういう気持ちになることを求めて僕は旅に出ているんだなー、そんなことを改めて思う。やっぱ僕にとっての旅は名所史跡や観光地を訪れることではなく、この様にココロ高ぶる気持ちになれる場所を訪れることだ。そのアイテムがクルマであるともいえる。

駐車場にクルマを止め、海岸へ降りてみる。その場所は砂浜ではなく石畳のようになっており、波際まで近づくことができる。なんか向こうからやって来る波にのまれてしまうような恐怖を覚える。実際、突然大きな波が来たら一発アウト、そんな自然の力がみなぎる場所にギリギリまで近づく。面白い。



笑いながら石の上を行ったり来たりする57歳のおっさん、人が見たら、この人頭おかしいんじゃないのかと思われるだろうが、幸いここには誰にもいない。それにオッサンだろうが何だろうが楽しいんだからホッといて欲しい。

クルマに戻り、海岸線を進むとウインドサーフィンの大会が行われていた。DJが選手のプレイをアナウンスしていて賑やかだ。海を見渡せる道路沿いには巨大な望遠レンズを抱えたカメラマンたちが列をなしている。

ここは波が高いから、見ていて迫力がある。湘南辺りの緩やかな波で戯れてるサーファーを見るのも好きだが、この様に本格的なのも面白い。

自分でもやってみたいと思ったことはあるし、今でもその気持ちはあるのだが、やっぱり怖さの方が先に立つ。僕は泳ぐとなぜかすぐに足の指がつってしまう。足の中指が妙に長く、この指がすぐつってしまうのだ。プールなんかでもすぐにそうなるので、深い場所で泳ぐのはちょっと怖い。

まあ、そうじゃなくても僕は見て楽しむ派だ。そうやって楽しむ人がいたっていい。何ごとも自分でしたいことを決めればいいだけだ。

そんなこんなで久しぶりの御前崎を堪能した真冬のひとりドライブ旅。帰りはスポーツモードにしてちょっとアクセル踏みこんでみようかな、何かウキウキしている自分がいる。ココロ沸き立つことは人それぞれ、それを求めて旅に出る、最高だね、これからもこんな生活を送りたい。

海岸沿いのカフェでおしゃれ(オッサン)ランチ