
最近、オッサン仲間との飲み会が多い。と言っても今の同僚ではなく、昔の同僚から声がかかることが多くなった。やっぱ、みんな定年を控え、かつての友人ネットワークを再構築する動きがあるんだね。
そんなこんなで、10年くらい前に会社を辞めた同年代の二人と日曜日に昼飲みをすることになった。場所はなぜか中目黒のおしゃれなカフェ。
お昼の待ち合わせだったので、少し早く家を出て、代官山を散歩してから店に向かうことにした。代官山は学生時代によくきた懐かしの場所、訪れるのは20年ぶり。
代官山の駅に着くと自分の知っている代官山駅はそこにはなかった(当たり前)。右も左もよーわからんし、高層マンションまで立っている。
学生時代は散髪するためだけに代官山を訪れていた。一軒家をそのまま利用したチョーオシャレな美容室、その名も「bijin」。確か、高橋幸宏さんが名前をつけたとか。
そーいうお洒落なところに行きたかった年頃だったんだよね。月日は流れ、今や1000円カットの常連です。
そういえば、一度、待合室で高橋幸広さんに会ったことがある。小さな待合室に僕と幸広さんの二人だけ。緊張して、声かけるとか、とてもそんな状況ではなかった。
そんな代官山、密集した住宅街に何となく当時の面影は残っていたが、多くの建物がお洒落ショップとなっていた。道ゆく人もたくさん。
はー、変わったもんだなーと一人呟きながらキョロキョロしながら歩くおっさん。さぞ滑稽に見えたことだろう。代官山駅の入り口にあるパン屋さん「シェ・リュイ」だけが当時のままだ。
そのまま山手通りを進み、西郷山公園に。ここもよく来たんだよなー、何の変哲もない小さな公園なんだけど、見晴らしが良くて、よくここに座ってボーッとした思い出がある。
西郷山公園は昔と変わらぬ佇まいだったけど、人はたくさん、よく見ると入り口にカフェまでできている。
それに公園自体は変わらないけど、まわりの建物は一新されていた。クラシックなアルファロメオがガレージに停まっていた古い家屋は、当然ながらマンションになっていた。
なんか、こんな光景を見ていたら不思議と、おセンチな気持ちになってきた。オッサンあるあるでしかないが、いろんな思い出が蘇り、変わらないもの変わったものが混在する街をみて感慨にふける。
この街はこんなに変わったけど、自分はどのように変わったのだろうか。
まあ、そんなことを考えていても仕方がない。カフェに向かい、友人と合流し、クラフトビールとワインで昼間から酩酊する。昔の友人たちもいろんな人生を歩んでいる、これからのことも色々と考えているようだ。
不思議だったのは10年ぶりにも関わらず、なんの分け隔てもなく会話することができたこと。かつては会社のことが話の中心だったが今は違う、そんな新鮮さもある。
これからはちょこちょこ会おうね、そんなことを言いながらお開きとなる。人は変わる、街並みも変わる、でも変わらないものもある。
変わることばかりを考える必要もない、それもいいじゃんかね。そんな思いを新たにした休日だった。
