
誰にでも若かりし青春時代はあったと思う。もちろんオッサンにもあった。その頃、楽しかったことは何だったかなー、ふと考えてみる。思いついたのはこれ、自転車で二人乗りした思い出。
もちろん今では御法度(当時から御法度)なんだけど、小学生の頃はよく友達と二人乗りして出掛けていた。母親の乗る自転車の後ろに乗った記憶もある。
なんか知らないけど、二人乗りって運転する方も、後ろに乗る方も楽しいんだよねー。バイクなんかと違って安定感もないし、スピードも出ない。それでいて、二人が一体となって風を受けながら前を進む、あの感じがとても楽しかった。
高校生くらいになって、初めて女の子を後ろに乗せた時のドキドキ感はいまだに覚えている。なんかのついでに家まで送って行っただけだと思うけど、横ノリになるから、バランスを取るのが難しい。腰なんか掴まれたりすると、ほんとドキドキした。
うちの近所には一級河川が流れていて、土手が続いていたから、みんなと自転車で出かける機会が多かった。このままずーっと走れば、海まで行けるんだよなーなんて考えたことはあったけど、実行したことはない。
大人になって子供が生まれると、今度は子供を乗せて出かけるようになった。その頃には荷台に座らせてではなくて、ちゃんとした座席を荷台に設置して乗せていたけど、同じように楽しかった。子供がピーチクパーチク何かいいながら、これまた二人一体となって出かけたのは楽しい思い出だ。
山中湖なんかではレンタルサイクルの後ろに子供を乗せて湖を一周した。途中、上り坂なんかがあると大変だったよなー。今は電動機付きになっているのだろうか。
何でこんなこと思ったかというと、最近そういう機会が全くないから。全くないから、ひとりで十日間もドライブ旅に出かけている。もし二人でドライブに出かけたとしても、それは自転車二人乗りの高揚感とは異なることも知っている。
じゃあ、バイクだったらいいのか、と考えるがそれも違うような気がする。それだったら、オープンカーで二人でドライブする方が近い。だって会話ができるもの。
高性能で快適なクルマやバイクで時を共にするのも楽しいけど、自転車二人乗りみたいな楽しさを味わえる乗り物って他にないのかと想像する。湖や池で乗る手漕ぎのボートや、白鳥の形をしたペダルで漕ぐの船なんかがそれに近いかもしれない。
そんなことを考えながら、BMW M440iのサンルーフと窓を全開にして走ってみる。むちゃくちゃ風が巻き込むから同乗者がいたら大変だ。でも、一人だからお構いなし、全身で風を身に受けて前に進んでいく。当然ながら超ーたのしい。
たぶん、周りの空気ごと身に纏って進んでいく感覚が楽しいのだろう。自然と一体となる感じ。そこに好きな人も一緒に加われば楽しすぎるに決まっている。速すぎると風が巻き込んで大変だから、自転車くらいがちょうど良い。
今度、遊園地に行って二人乗りのおもしろ自転車でも乗ってみようか。でも、誰が一緒に乗ってくれるだろう、さすがに一人で乗っていたら変なオッサン。こんな妄想しているだけですでに変なオッサンだけど、妄想は自由!そういうことでした。
