
先月末の北海道ひとりドライブ10日間の旅は、ドライブが目的の旅、だから食事にはほとんどこだわらなかった。
食に興味がないというわけではない、どちらかと言えば、その土地の美味しいものは食べて見たい。けど、そちらを目的にすると、いつまでにどこのお店に行かねばとか、混んでない時間はいつだろうかとか、お気楽ドライブより、どこで何を食べるかが目的になってしまう。それが嫌なんだよね。
フツーはどちらも両立させるでしょと思われるでしょうが、きっと僕が不器用なんだよねー。複数の優先事項を両立させる脳みそのキャパはないのです。なので、ひとりドライブ旅はドライブに全集中すると決めている(大したことではない)。そうしないと、どちらも中途半端になると知っているから。
なので、昼食なんかもその場その場で適当に決める感じ。基本混んだ店には入らない、空いた店でラーメン食べたり、もしくはおにぎりを買って景色の良いところで食べたりとそんな感じ。
そんな感じなんだけど、今回、せっかく北海道に来たのだからジンギスカンは食べたいなと思った。ジンギスカンは夜がメインのお店が多い。でも夜はお気楽ひとり部屋食にしたいから、昼に営業しているお店を探した。
探したといってもgoogleで検索しただけ。当日のドライブコースにあるお店を見つけ、行ってみることにした。そこは京極町の道の駅に隣接しているジンギスカン家、ここがむちゃくちゃ美味しかったんだよねー。
ここは噴き出し公園といって、水が湧き出ているとてもキレイな場所。たくさんの人がペットボトルに水を汲みに来ていた。そんなキレイな場所の片隅にある、お世辞にもキレイとは言えないお店の名は「噴き出しガーデン」。

店に入ると大広間にテーブルがいくつか並んでいて、そのテーブルの上にはコンロが置いてある。メニューはジンギスカンとご飯と味噌汁だけだ。お昼にはまだ早い時間だったので、人は少ない。サイクリングスーツを着た外人さんが一人で正座して食べていたのが印象的。
ここで食べたジンギスカンはほんと美味しかった、お値段は1人前で1100円。窓の外は名水公園、換気扇もあるんだかないんだかよくわからない状態だから、複数のテーブルでジンギスカンを始めるとあっというまにモクモク状態。メガネもギトギトになるし、もう全身ジンギスカンまみれになる。
あっさり目のたれで、シンプルなお肉をご飯でかっこむ。こういうのがいいんだよねーと再認識。大満足でお会計を払いにレジに行くと、何んか見たことのあるスイカ柄のステッカーが貼ってある。あれだ出川さんの充電旅のやつだ。
ひえー、出川さんたちってこんな場所にまで来ているんだ。すごいもんだなー。ということは地元で有名なお店なのだろう。僕らが食べ終えた頃に入ってきた、バイカーの人たちは、そんなに大勢で来られてもお肉がなくなるからと断られていた。
たまたま僕が入れたのもタイミングの問題だったのかもしれない。きっと、このお店に来ることを優先すると、時間を調整したり色々準備が必要だったのだろう。するとドライブより、このお店でジンギスカンを食べることで頭がいっぱいになっちゃう。
やっぱり、その時々に食べれるものを食べるのがいい。そしてここのジンギスカンみたいに美味しいものを食べられたらラッキーってことでいいじゃない。そんな旅が好き。
ちなみに名水公園で汲んだお水で淹れたコーヒーを売っているお店が近くにあり、これも美味でした。ジンギスカンまみれになったカラダに名水で淹れたコーヒー、考えただけで美味しそうでしょ。おすすめでーす。
