人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

平日の昼、息子と食事


平日に休暇をとったある日、特に用事もなくゆったりまったりな一日を過ごそうとしていた時のこと。(ちなみにお気楽サラリーマンはこんな感じで用もなく休暇を取ることが大事、なにげにこういう一日が最高のリフレッシュになると知っている)。

 

妻が息子のところにお米を持っていってほしい、ついでにおかずを作ったから持っていくようにと指示された。息子は社会人4〜5年目になるのだろうか、2年前からクルマで30分くらいの場所に一人暮らしをしている。

 

自分は特に気にかけていないが、妻は一人で暮らす息子のことが気になるようだ。手作り料理をたまに持っていったりするらしい。今日は僕が暇そうにしていたのと、お米が高いから差し入れしたいとクルマで持っていくよう指示された次第。

 

まあ暇だからいいよとクルマでひとっ走り。息子のマンションに着いて電話を鳴らすと怪訝そうな息子の声。そりゃそうだ、平日の昼間に父親が息子の携帯に電話してくるなんてないだろう。

 

出社とテレワークが半々と聞いていたので、いなければマンションの宅配ボックスに入れておけばいいかと思ったが、家にいるという。ちょうど11時半くらいだったので昼飯でもいくかと誘うと12時まで仕事があるので、それからならいいという。それなりに真面目に仕事をしているようだ。

 

30分くらい、近所をぶらつく。なんでもない普通の住宅街だが、かえってこういうところを歩き回るのは新鮮だ。住宅街の中、突然カフェがあったり、お弁当を売ってるお店があったりする。

 

当たり前だけど、日本中の至る所で人が生活をしている。その人たちにとってはいつもの見慣れた風景なのだろうが、初めて見る者からしてみれば新鮮だ。なんてことない公園のベンチに座って空を見る。自分の家から見る空と変わらぬ空も違って見えるから不思議。

 

こうしてシニアは歳をとるとともに乙女になっていくのだが、これは世の中の事実だから笑わないでほしい。ちなみに女性は歳をとるとオッサン化してくる。

 

12時になり、息子と合流して近所のファミレスに行く。ちょっと豪勢に刺身定食かなんかを振るまう。普段はなんとも思っていないが、たまに会うとなんか奢ってやりたくなったりする。学生の頃はなんか買ってあげるとむちゃくちゃ喜んでくれたが、最近は自分で稼いでいるからだろう、あれが欲しいとか何が欲しいとか言わなくなり、金に物を見せつけたい大人からするとちょっと悲しい。

 

他愛のない話をしながら食事をする。そんな中で、今のマンションを借りてからもう直ぐ2年になるので引越しを考えているという。場所も何も決めていないらしいので、なんで越すのかと聞いてみると「だって色んなところに住んでみたいじゃん」と言う。

 

ふーん、そうなんだ、なんか新鮮だった。僕は大学を卒業して結婚するまで自宅で過ごした。結婚した後も実家の近くに住んでいる。僕はなるべく慣れ親しんだ土地を離れたくない意識が強い。そんな僕の価値観と息子の価値観は違うんだなとこれまた至極当たり前のことに気づき面白い。

 

ずっと半人前の子供だと思っていたが、いつの間にか大人になっていたらしい。どちらかと言うと、息子はずっと子供の頃から見てきた息子であって欲しいと言う考えが僕の中にあったのかもしれない。親離れならぬ、子離れしてない大人は害でしかない。よくそんなことを思うが自分にもそういうところがあるんだなと反省した。

 

じゃあ仕事があるからと息子と別れ、暇な自分はクルマで家路に着く。よく考えてみれは平日の昼間に息子と会うなんてない。最近は休日、家に買ってきたときに一緒に夕食を食べるくらい。なんか久しぶりに会った息子は大人になっていた。

 

そんな息子を見て、自分も大人にならなきゃと感じた第二の人生を模索中のオッサン57歳。そんな一日だ。

二年前に新潟で買ったお米(安かったなー)