人生はロングドライブ

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クルマに表れる人のセンス


クルマって所有する人の性格が如実に現れるよねー、これってよく考えるとすごく恐ろしいことだと思う。だって、その人の価値観やセンス、考え方みたいなものが全てあらわになってしまうのだもの。

 

クルマの外観。白や黒を選ぶ人が無茶苦茶多い、リセールを気にしてなんてよくいうけど、特に黒いクルマをこれだけ選ぶ人が多いのは不思議に感じる。黒=高級みたいな価値観を持っている人が多いのではないだろうか(ハイヤーみたいにね)。

 

最近のクルマに目立つピカピカのメッキ系の装飾も同じだ。クルマ=ステイタス=デカくて立派で高級、みたいな価値観の中でこのような装飾が好まれていると思う。

 

そう考えると、まだまだクルマってステイタスなんだよね。単なる移動の手段でなく、趣味的な存在と考える人が多いのは嬉しいけど、ステイタスを求めてしまうのは、ちょっと全時代的な発想に感じる。自分はそういう価値観なんだと周りの人に見せびらかせている様なもの、ちょっと恥ずかしいよね(気にしすぎか)。

 

他にも、外観にこだわりのない人、コスト優先の人、安全第一の人、セールスマンとの人間関係でクルマを決める人、ブランド志向の人、走り屋の人、改造する人、などなど様々だけど、全て自分はこういう趣向なんですよと周りの人に知らしめてしまうのがクルマという存在。

 

だから、その人が乗っているクルマを見れば、ああ、この人はこういうセンスの人なんだなーというのがよくわかる。スーツ着てれば誰しも立派な社会人に見えるのとは大きな違いだ。

 

ちなみに走り屋とか、改造する人って理系な人が多いと思う。ちょっとオタク系な人たちね。パソコンにこだわったりするのと同じ対象としてクルマがある。だから服装は極めて地味、ポロシャツをジーパンにインして着ているタイプ(偏見)。

 

でも、こういうことがわかるからクルマって面白いし、選ぶのもむちゃくちゃ楽しい。単にスタイルや性能だけでなく、自分を表現する手段としてのクルマがある。

 

また、高いクルマ、高級なクルマであればセンスがいいと言うのも違う。その中でどんな色を選ぶか、内装やエンジンなど何を優先しているかで、その人が大切にしているこだわりを見ることができる。

 

欲しいクルマが高くて買えなければ、買えるクルマの中でどのような選択をするかも自分のセンス。どうしても新車にこだわる人もいれば、中古でいい人もいる。コンパクトカーだけど高性能なモデルを選ぶする人もいれば、大型車の中で一番安価なもの(性能に拘らない)を選ぶ人もいる。

 

旧車のような思いっきり趣味車に走る人もいる。スカイラインやフェアレディなんかの国産の旧車ファンもいれば、アバルトやアルファなんかのイタリア系の旧車にハマる人もいる。同じ様で求めているものや価値観が全然違うのが面白い。

 

乗り方を見てもその人の本性がスキマ見える。とにかく前のクルマを追い越したい人、スピードを出したい人、あおる人、割り込みで入れない人、遅いクルマがいれば悪態をつく人などなど。

 

同乗して上品に運転する人を見るとイイなーと思うもの。その人の性格が丸出しになるのがやっぱり面白い。だからクルマは特別な存在なんだと思う。恋人を選ぶなら、クルマに同乗してみることをお勧めしまーす。

人の数だけクルマがある