人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

歳をとったことに気づく


先日、7〜8年前に同じ部署だったメンバーと飲み会をした。今回、転職するメンバーがいたため、送別会と称して久しぶりに当時のメンバーで集まった次第。当時20代だった若手メンバーを中心とした10名の宴席、もちろん僕が最年長。

 

当時のメンバーの多くは部署も変わっており、久しぶりの再会。当時新人の女性が30歳になったと聞いてビックリしたり、子供ができた、家を買ったなど、それぞれが成長というか、それぞれの人生を歩んでいた。当たり前だけどね。

 

今回、転職するメンバーのように外資系企業に新たな道を求めるものもいれば、社内で課長に昇進したもの、大きな仕事にチャレンジしているもの、仕事への取り組方は様々だけど、聞いていて思ったのが、みんな今が「旬」なんだなということ。

 

30代から40代、仕事人生の上り坂、ピークとは言わないけど、自分に自信を持って何でも取り組める頃なのだと思う。毎日、23:30ごろ会社を出て家に着くのは1:30、それでいて翌日は7:30ごろには出社しているという人間もいた。はー、今時じゃないねー。

 

まあ、そう思うが、自分だって仕事は嫌いと言いながら、その頃は夜遅くまで仕事をしていたと思う。無理も効くし、なんだかんだ言って自分が納得する仕事をしたい、そう思っていたはずだ。きっと、そういう年頃なんだよね。

 

こんなメンツと話をしていたら、急に自分が歳をとったように感じてしまった。今年58歳になるわけだから当たり前なんだけど、普段は自分の周りにいる人間、家族なんかも一緒に歳を重ねているから、自分が歳をとったことに気がつかない。

 

なんだけど、みんなの話を聞くと、あー、自分も子供が生まれたり、家を買ったり、昇進したり、そういうことを経て今に至っているよなーと至極当たり前のことを感じてしまった次第。まるで、みんなが僕の20年前をリピートしているような気がした(そんなことはないんだけどね)。

 

そう思ったのと同時に、僕がこの若いメンバーと同じ会社で、いまだに同じような仕事をしていることに違和感を感じてきた。いつまでも同じことしてちゃいけない、自分は自分なりに新しい人生に向かわねばならない、急にそんな気がしてきた。

 

定年まで、あと2年。今までの仕事人生、サラリーマン人生がここで終わる。すっぱり会社を去る者もいれば、雇用延長を選択して、同じような仕事をし続けるものもいる。でも改めて思った、僕の人生をリピートしているかのような若手の話を聞いていて、自分はいつまでも同じことをしていてはいけない、新たな道を歩まねばならないということを再認識した。

 

そもそも60歳というのはそういう歳なんだと思う。考えてみれば定年というのはうまくできたもの。漫然と仕事をし続けてしまいそうになることを防止する役目もあるのだ(きっと)。

 

いつまで30代、40代と同じようなことしてんだよ、慣れたことばっかしてんじゃねーよ、もっと新しいことにチャレンジしろよ、そういうことだ。定年というのは、決して終わりじゃない、引退でもない、新たなことに取り組むべきタイミングなんだと思う。

 

50代後半になると、なぜだかみんな引退モードになる。そうじゃないんだよね、その年に相応しい取り組みに進めということなんだと思う。それが歳をとるということだ。

 

やっぱ、人との出会いは重要だ、いろんなことに気づかせてくれる。まあ、気づくか気づかないかも自分次第、せっかく気づいたのだもの、一刻も早く新しい人生に向かっていきたい。そんな刺激をもらった夜だった。

最近こう言うのは食べれない(涙)