毎朝、一杯のコーヒーを飲む。もちろんオッサンだからホット。コーヒーの香りを嗅ぐだけで、なにやら目が覚め、カラダと頭が動き出すような気がする。相変わらず単純で申し訳ない。
しかし、こんな真っ黒い飲み物、誰が発明したのだろう。ノーベル賞ものだと思う。
それにコーヒーを飲むと何か幸せな気がしてくる。もちろん飲むシチュエーションにもよるのだろうが、僕は基本リラックスしている時に飲むようにしている。
すると、ああー、俺はいまリラックスしてるんだ、くつろいでるんだ、幸せなんだー、そんな気がしてくるから不思議なモノ。ホントオッサンって単純な生き物だ(二回目)。
でもそう思いながらコーヒーを飲むと本当にそんな気がしてくる。だからこそ、これだけ多くの喫茶店があるわけだし、何時間、席にいても怒られない、そんな不可思議なビジネスモデルが成立する(普通は客の回転を速くしたいはず)。
そんなコーヒーだが、僕のお気に入りは茨城県を本拠地とするサザコーヒー。何年か前、クルマでドライブしていた時、ふらっと「道の駅かつら」に立ち寄った。ここは那珂川という川のそばにある道の駅で、訪れた時期はちょうど桜が咲いていた。
売店で売っていたコーヒーをテイクアウトしたのだが、これがムチャクチャ美味しかった。川で遊ぶ子供たちを見ながら桜の下で飲むコーヒーは最高だったし、すごい贅沢な感じもした。
思わずお代わりしてしまったのだが、これがサザコーヒーだった。単なる売店のコーヒーなのに美味しいなと思ったが、あとで調べると茨城県を本拠にしているが、品川や二子玉川にもある立派なコーヒ屋さんらしかった。
そんな経緯もあり、最近は二子玉川にあるサザコーヒーで豆を購入することが多い。おすすめは「モカ」。ちなみにこのお店では一杯二万円もする高級コーヒーも売っている。ゲイシャとかいう品種らしいが、オーナーさんがオークションで仕入れてくるらしい。
ここのお店は、道の駅の売店もそうだが、二子玉川にある店も地下の食品売り場に併設されているなんてことないお店。でもコーヒーって本来そういう飲み物だよねということを改めて納得させられる。
高価な豆で淹れたコーヒーだからといって、高級でおしゃれな場所で飲まなきゃいけないなんて決まりはない。あくまで自分が楽しみ、リフレッシュするために飲むのがコーヒーだ。
そう考えると、店構えなんて関係なく、美味しいコーヒーを提供しているサザコーヒーのスタンスは素晴らしい。美味しいコーヒーを飲むということは、幸せな時間を得るということがよくわかっている。
以前、ハーゲンダッツのCMで「幸せだけでできている」というキャッチフレーズがあって、むちゃくちゃ納得した。お風呂上りとか、居間でくつろいでいる時とかにハーゲンダッツを食べている時ってホントこんな感じ。サザコーヒーもこれと一緒。
幸せを提供する、こんな商売は素晴らしい。ホントそう思うね。応援します。