ゴールデンウイーク、BMW M440iで走り抜ける自由気ままなひとり旅。観光が目的でも食事が目的でもない、ドライブが目的の四泊五日の旅。
総走行距離は1,554キロのドライブ旅行、途中で3回ガソリンスタンドで給油をした。それにしてもガソリン、高いねー。長野で入ったスタンドは200円越えのハイオク203円/リッターだった。ビックリ。
初めていく土地では、なるべく早めにガソリンを入れる。まだ半分以上残っている状態で満タン給油をしておくと安心だ、ココロが落ち着く。
昨年、山形の鳥海山の鳥海ブルーラインというドライブウエイを訪れた。山形サイドから山頂目指して駆け上がり、秋田側へと抜ける全長35キロのドライブコース。
このコースに入る前のガソリン残量は四分の一より若干多いくらい。近くにスタンドが無かったし、35キロくらいだからまあいいかとそのまま山頂に向かったのだが甘かった。標高1000メートルの山を駆け上がるコース、387馬力のBMW M440i、スポーツモードで駆け上がるとガソリンが無茶苦茶速く減っていった。
高速や一般道を流れに乗って走るとリッター13キロくらいで走るM440iだが、このような山岳コースだと、獲物を見つけた獣のように獰猛な走りを見せてくれる。そして大量のガソリンを消費する。
このメリハリの利いた二面性がM440iの素晴らしいところでもあるのだが、さすがにドンドン減っていくガソリンメーターを見ていたら怖くなり、山頂に着く前に引き返してしまった。これ以来、知らない土地に行くときはなるべく早めに給油をするようにしている。
元来、心配性な僕は、ガソリンの残量が少ないと色々と気になってしまう。この先、ものすごい渋滞に巻き込まれたらどうしよう、田舎の一本道でスタンドがなかったらどうしよう、不安な気持ちばかりが高まって、ドライブの楽しさが失われてしまう。こんな僕には絶対、EVは向いていないと思う。
ちなみにガソリンスタンドは、できるだけセルフじゃない店を選ぶ。なんだけど、最近はセルフの店ばかり。まあ、人手不足だし、ガソリンも高いから少しでも人件費を削減しようとするのは仕方がない。
でも、利用者からしてみると値段もそんなに変わらないのだから、できるだけ店員さんにお願いしたい。窓もキレイにふきふきしてもらいたいと思う(せこいだけ?)。
今回は、一度だけセルフのお店で給油した。なんせ、普段この手のお店は使っていないので要領が全くわからない。近くに店員さんもいない。タッチパネルの操作も選択肢がありすぎてよーわからん。
クレジットカードはどれだ?ポイントって言われてもスマホをどこに当てるのか?まあ、オッサンらしいと言えばその通りだが、ホントよくわからん。いつの間にやら、現金精算になっていた(もちろんポイントも貯められず)。
さらに、お金を投入した機械とは別の機械でお釣りをもらうという、意味不明なユーザビリティ。セブンイレブンなんかのレジで高齢者が現金投入するのに戸惑っているのを見るけど、経験してみてよくわかる(そんな時は焦らすことなく、そっと店員さんが教えてあげましょー、ACのCMなんかでやってるやつですね)。
セルフのスタンドができた時はアメリカみたいだなーなんて思ったけど、もっと利用者に優しくしてほしい。ハイオクとレギュラー、軽油の違いだって分かりづらい。ホント、何回も確認してしまった(小心なオッサン)。
それにセルフで一番嫌なのは、手が汚れること。自分で給油して、そのままハンドル握るは嫌だから、手を洗いに行く。潔癖症だねって?いやいや、こういうのは大事だと思うよー、クルマを大切にするのは当たり前。
だからガソリンスタンドは、クルマ好きな僕らを補佐する大切な存在であって欲しい。そんなプレミアムサービスを提供するスタンドができたら結構、ビジネスになるかもしれないと思うけどね。期待しまーす。