ゴールデンウイーク、BMW M440iで走り抜ける自由気ままなひとり旅。観光が目的でも食事が目的でもない、ドライブが目的の四泊五日の旅。
ドライブが目的だからクルマを止める場所にもこだわる。特に泊まるホテルの駐車場は大事だ、極力、立体式ではなく平面式の駐車場があるホテルを選ぶ。
今回4泊した訳だが、ゴールデンウイークのあいまの平日だからか、思いのほかリーズナブルだった。なので一か所だけご褒美にいいホテルに泊まることにした。金沢の日航ホテル、駅前にある立派なシティホテルだ。
なんだけど、今回泊まったホテルでここだけ駐車場が立体だった。立体の入り口が4か所もあるのだけど、狭いからムチャクチャ気を使う。それに格納された車がゆらゆら揺れながら回転していく昔ながらのタイプ。
ホテルの人が誘導してくれるのだけど、台座に乗っかるとガチャーんと大きな音がするし、ミラーを畳まないと棒に当たるとかで気が気でない。
フロントでチェックインするとき、他に駐車場がないのか聞いてみた。すると、ホテル提携はこの立体だけで、何回出し入れしても一泊1500円とのこと。でも、その隣には平面式駐車場があり、ここは非提携なので出し入れはできないが、一泊1000円ですとのこと。
なんじゃそりゃ、今日はもう出入りしないのだから非提携の平面式の方がいいじゃない、ということで変更してもらうことに。非定型の平面駐車場はゆったりしていて安心安全、ホテルの駐車場とも地下で繋がっていた。
そうか、地方だと金沢駅前であっても24Hの最大料金は1000円程度なんだなーと再認識。こういうことは事前にホテルに確認するか、ちゃんとしたホテルなんだからドアマンに聞くかするのが大人の所作なんだろう。
立派なホテルに泊まる意味は、こういった所作を知ることにもある(まったくたいした所作でなく申し訳ない)。シティホテルはビジネスホテルと違って、サービス業でもあるのだから遠慮なく色々聞いてみるのがいい。
部屋に戻り、持ち込んだ雑巾を水で濡らし、再び駐車場へ。そしてフロントガラスを水拭き、その後、乾いた雑巾で拭き上げる。こうすると、次の日のドライブが一層楽しくなる。
何といっても僕の旅の目的はドライブ、フロントガラスがキレイだと運転していて楽しいし、景色もキレイに見えるから気持ちいい。これがドライブ旅行の大事なルーティン。こんなことができるのも平面式の駐車場だからこそ。
こういったひと手間、こだわりが旅の満足感につながる。分かる人にはわかってもらえる(はず)。だからねー、立派なホテルは是非、駐車場にもこだわって欲しい。
そういえば、昨年、横浜で泊まったハイアットリージェンシーも立体だったし、京都のリーガロイヤルもそうだった。やはり土地の問題で難しい面もあるのだろうけど、こういうホテルは泊まることのストーリー性、非日常を味わえる満足感も重要視してほしいと勝手なことを思う。
例えば洗車サービスがあったりなんていいよねー、食事と宿泊だけがホテルじゃないんだから。そんなこだわりを持つオッサンのドライブ旅行なんだよー。