今年のテーマは「頑張らない」、もちろん仕事のこと。そりゃサボらずやることはやる、一生懸命やる、でもほどほどにしようということに決めた。決めたというより、そうしなければいけない。だって三年後には今の仕事から完全卒業するのですもの。
何だかんだで、30年以上サラリーマン生活を送ってきた。だからもう十分、仕事はホドホドでいい、いやホドホドがいい。それで済むのがお気楽サラリーマンの憎いところ。
でも所詮仕事なんてそんなもの。全身全霊をかけなくてもなんとかなる、自営業ならそうはいかないかもしれないが、サラリーマンであれば何とかなる。
これまでは仕事が優先順位の一番だったが、定年後はその存在自体がなくなる。だったら今のうちから違うことに全力で取り組みたい。来るべき定年後に向けたトレーニング(おおげさ)。
僕は真面目だけが取り柄だから、つい一生懸命仕事に取り組んでしまう、いや取り組んできた。そろそろ、そんな凝り固まったサラリーマンのマインドから抜け出さねばならない。
せっかくの真面目だから、違うことに真面目に取り組めばいいだけだ。一生懸命、真面目に遊ぶ、いや取り組む。そして疲れたら仕事でもすればいい。そんな感覚がこれからは必要だ。
僕らは子供の頃から、サボっちゃいかん、真面目に取り組まなきゃならん、人の言うことは聞かねばならん、ならんんらんと教育されてきた。そのおかげでお客様は神様です、会社の言うことは絶対ですが、仕事スタンダードになった。
でも今はカスハラみたいな不良人種がいるので、そんな奴らにお客様は神様ですな対応をしたら自分のココロを痛めてしまうことになる。会社だってグローバル化が進めば他の国と同様、いつクビが切られてもおかしくない。会社が社員を守ってくれる、そんな幻想はとっくの昔に消えている。
世の中や社会が変わってきているのだから、もっと自分を守る術を幼いころから教育した方がいいい。残念ながら、性善説に基づいたこれまでの日本のお作法では自分を守れない。
そもそも、こんなに顧客のためを思って仕事をしている国は他にない。これからは、もっと自分のために仕事をすべき、そういう時代になっている。それがいいか悪いかは別にしてね。
そして僕ら定年を控えたオッサンたちは、仕事ではなくもっと自分のために時間を使うべき。お客様は神様です、会社の言うことは絶対ですの仕事スタンダードから抜け出せないまま、定年を迎えると大変なことになってしまう。
ちまたによくいる、何もすることがなく、日向を求めて徘徊しているオッサンになってしまう。そんなの嫌だよねー、あーこわ。
だから今年は「頑張らない」、正確に言えば「仕事を頑張らない」。それができるかできないかで今後の人生は変わって来る(おおげさ二回目)。でもそれくらい重要なこと。
仕事なんてホドホドでいい。自分のやりたいことやって、そして疲れたら仕事でもするか、そんなスタイルで十分だ。今年はこんな感じで行きたいと思う。幸せでしょ。