人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

嫌なことは楽しむに限る



僕は緊張しいだ、人前で話すのも苦手。だからそんなイベントや企画が予定されると随分前から憂鬱で仕方がなかった。

なんだけど、最近は苦でなくなった。なんでだろ?

ひとつは慣れ、歳をとりそういう場数をこなしてきたことでいつしか慣れてしまったと思われる。以前なら何を話そうか、こんなストーリーでこんな内容を盛り込んで、なんて考えていたけど、今は直前に内容を確認するくらい。言いたいことと、話の流れだけ確認すればあとは何とかなる。

二つ目は鈍感力が増したこと。以前はこんなこと言ったらわかってない奴だなーとか、つまらん奴だなーと思われやしないかとか、緊張して手が震えたらどうしようとかそんな事ばっか考えていた。要は見た目や、相手の評価ばかりを気にしていた。

それが歳をとり、そんなことどうでもいいと思えるようになった。相手にどう思われるかより、相手にどう伝えられるか、そして自分の言いたいことをどれだけ言えるか、要は自分勝手な自分に徹することができるようになった。ある意味、他人に対しての鈍感力が増している。

これは結構大きい。以前は些細なことが気になったり、相手の言葉や反応が気になったりと繊細な自分がいた。ある時からそんなことがどうでもよくなってきた。要は面倒くさいと考えるようになった。これって人生においてとても大事なこと。若いうちから「鈍感力」を鍛えること(?)は有効だと思う。

そして最後の三つ目、それは何でも楽しむこと。以前は嫌で嫌で仕方がなかったことが最近は楽しく思えるようになった。結局のところ、発表する内容は自分で考えて自分で作ったもの、だから一番よく知っているのは自分だし、その内容を発表できるのは自分。だったら、それって楽しいことじゃん、と思うことにした。

よくわからないことや、人が考えた内容を発表するのは難しい。だけど、自分が思ったことや考えたことを話すのが難しいわけがない。だったらその内容が受けるかどうかは知らんけど、楽しんで発表すればいいじゃんと思えるようになった。

こう考えると、嫌なイベントが少なくなってきた。嫌だなーと思うイベントがあっても、その中で面白そうなこと、楽しめそうなことを考える。すると、不思議なことにいくつか楽しめそうなことを見つけることができる。

気難しい相手やお偉いさんとの接待ゴルフもそう。あれやこれやと気を使うし、事前の準備も必要だ。なにより面倒くさい。思わず行くのが億劫になる、当日お腹も痛くなる。でも普段行けないようなゴルフ場に行ける機会でもあるし、もう楽しんじゃえばいいと思って割り切る。

すると、基本ゴルフは楽しいから楽しめる。一緒にいる気難しい人だって楽しみたいわけだから、同伴する人が楽しんでいればその人だって楽しいに決まっている。アーダコーダと気を使われるより、よっぽどまし。僕だって大人だから(たとえ超がつくヘタクソでも)基本的な礼儀は自然にできる。

結果、相手が喜んだかどうかなんて関係ない(こともない)けど、そんなこと考えたって仕方がない(ここで鈍感力を使う)。自分が楽しめればいいのだと割り切ることが大事。

資格試験や各種のテスト、あー勉強するのが面倒くさい。そういう時でも新たな知見を得る楽しみの機会と割り切った方がいい。知らないことを知れることは楽しい。興味のない資格試験やテストであれば、最初から受けなければいいだけ。学生の受験勉強と違って、それを選べるのが大人の特権。

普段の生活の中でも嫌なんことってたくさん転がってる。だからこそ、その中で楽しみを見つけることが大事。これが幸せな人生を歩むコツだね、大人ならではの特権もあるから上手く使いましょうねー。

ゴルフより接待モルックの方が楽しいと思う