人生はロングドライブ

多幸感あふれる人生を求めて、気づき感じる日々を疾走中

糸島の牡蠣小屋に行く



お気楽サラリーマンだから、博多出張の帰りに糸島の牡蠣小屋に出向いてみた。天神から電車で3~40分かかっただろうか。そこからタクシーに4~5分乗るとお目当ての牡蠣小屋はあった。

牡蠣小屋と言ってもビニールハウスのような作りだ。中を覗き込むと結構な人がいる。皆おそろいの黄色いジャンパーを着こんでいる。どこかの会社や農協なんかの団体旅行か。

ビニールハウスならぬ牡蠣小屋に入るとほぼ満席。まったく平日の昼間だよ、世の中、結構お気楽な人たちが多いのだね。ちなみに僕は出張の前後で遊んだことなどほとんどない、ほとんどないからこそ、今回は思い切ってやって来たのだ。

指定された場所に着く、そこは真ん中に大きな囲炉裏がありその周りには木の板が並べてあるだけの場所。ベンチに座り、あとは自由気ままに牡蠣を焼くだけ。

するとまわりに黄色いジャンバーが掛けてあり、店の人にこれを着るように指示される。どうやらこれは牡蠣の汁などが飛び散るのを防ぐためのモノのようだ。先ほど見たのはおそろいの服できた団体さんではなかったのだね。すぐに僕らも団体旅行の一員になる。

しかしこのジャンパー、とても汚い。着なくてもいいかと思ったが、みんなも着るのでできるだけキレイそうなのを選んだ。

生ビールを頼み、さっそく乾杯、そして牡蠣やらホタテやらアワビやらを焼きまくる。旨い、いやホントに旨い。牡蠣小屋って初めて来たけどこういう場所なんですね。それに平日の真昼間ですもの、サイコーです。

すると「パチーン!」とすごい音を立てて牡蠣がはじける。はじけるとともに汁が飛び散る。僕の胸のあたりに汁が大量に降りかかった。なるほどー、こういうことか、この小汚い黄色のジャンパー様はこのためにあるのですね。シランカッター、助かりました。

僕は普段着だったのだけど、出張中だからスーツで来ている人間もいる。黄色いジャンパーを外れ、ズボンに汁が飛び散る。あれー、という悲鳴が飛び交うがもう仕方がない。出張だからとスーツで来る方が悪いのだ。

最初に頼んだ基本セットが終わるとオプションでいろいろ頼む。牡蠣の大きいやつ、糸島ウインナー、アヒージョ、エビ、いやー楽しい、ビールが進むぜ。

2時間も立つと大満足、ビニールハウスを出て火照ったからだを冷ます。あたりは港、海をボーっと眺める。たまにはこういうのもいいよね、仕事はメリハリだもの。と思いながら、昨晩食べた水炊きや二軒目の鳥皮の焼き鳥、そしてしめのラーメンを思い出した。

電車に乗って帰路に就く、しかも福岡空港まで直通だ。なんて素晴らしい場所なのだろう。ちょっと早めに空港についてしまったものだから、軽くラーメンまで食べてしまった。

まあ、たまにだからいいよね。そう思いながら去年の今ごろは宮崎に出張して、帰りに横浜Fマリノスのキャンプを見に行ったことを思い出した。今年も行きたいな。。。性懲りもなくそんな思いにふけるお気楽サラリーマンなのだ。