誰しもこだわりってあると思う。人から見たら些細なことでも自分にとっては譲れないこと、それがこだわり。これってとても大事、なぜかというとそれが自分の個性だから。そのこだわりを適当に扱ってしまうと、大げさだけど自分でなくなってしまう。
人に合わせて自分のこだわりを譲ってしまうなんて愚の骨頂。でもそうしなければならない時もある。仕事なんかがそうだ、僕もサラリーマン生活の中でそういうことがあった。社会の中で生きていくためには仕方がない、そういって自分の中でつじつまを合わせる。
でもプライベートは貫き通したい、というか貫き通すべきだ。先にも言った通り、それを譲っても何もいいことはない。定年で仕事から離れたら、そのような生活が待っている、もう楽しみでしかない。
偉そうなことを言ったが、こだわりと言ってもたいしたものではない。みんなが焼酎をボトルで頼もうと言ったけど自分は焼酎好きではないから赤ワインを個別に頼む、締めに冷たいお蕎麦を食べようと言われたけど、自分は温かい蕎麦をもらう、そんな些細なこだわりでもいい。本当にたいしたことなさ過ぎて申し訳ないが、そういうレベルでいい。
大好きなクルマ選び、BMW M440iは無茶苦茶こだわった。購入に至る経緯は以前にも書いた。中古の場合は出会いも大切だ、BMW M440iでもカラーや内装などいろいろなものが市場に出ている。僕は白や黒は嫌だった、たまたまブルーのものがあった、サンルーフもついていた、椅子も深みのある茶皮にブルーのステッチと僕の好みにドンピシャだった。
前のオーナーさんも相当こだわっていたようだ。ブレーキローター&パッドが標準ではないものに交換されていた。普通のMモデルは青色なのだがオプションの赤色のものに変えられていた。カタログを見るとそれだけで50万円もするようだ。ミラーカバーもi4のものに変えられているみたい。
クルマのトランクには取り換えられた純正のブレーキローター&パッドとミラーカバーが積まれていた。どうしようかと思ったが、とりあえずそのままとってある。ちなみにブレーキローターって無茶苦茶重いのね。ビックリ。
僕のクルマのこだわりの一つが、スモークガラス。スモークガラスにするではなく、しないこと。なんか後ろの窓だけ黒くなっているのが嫌なの。前も後ろもクリーンなガラスで統一されているほうが美しいと思う。
購入したクルマはバッチリとスモークガラス(フィルム)が施工されていた。なので購入したディーラーの営業さんにお願いして剥がしてもらった。営業さんもサービスでつけろという人はいるけど、剥がしてくれと言われたのは初めてだと言っていた。
些細なことだけど、僕の譲れないこだわり。でも自分でこだわったものは愛おしさも百倍。愛おしいものに囲まれて暮らすのは楽しいし、人生が豊かになる。だからこだわることって大事、本当にそう思う。
自分の人生を豊かにしたい、楽しみたいのなら、徹底的にこだわること。言い方を変えれば手を抜かないことだと思う。自分だけの人生、一度だけの奇跡の時間なのだもの、大切にしていきたいよね。
ついでに言うと、人のこだわりも尊重してあげること。だって個性は人それぞれだもの、自分を尊重してもらいたければ相手も尊重してあげること、当たり前だよね。こうやって大人な社会が出来上がると面白い。みなさん、こだわって参りましょう。